ラーメン篠寛は出雲市駅近くの一畑電鉄の高架下にある店で、担々麺が名物のラーメン屋です。居酒屋が中心で昼食をとる場所に困る駅周辺では貴重な存在で、辛さ控えめの担々麺には追い飯が必須です。
昼食の場所に困る出雲市駅
出雲市駅は今や日本唯一の寝台特急となったサンライズ出雲の終着駅であり、JR西日本山陰本線と一畑電車のターミナル駅でもあります。東京に住む者にとっては出雲と言えば松江と並ぶ島根県のツートップの一角というイメージが強く、それに何と言ってもあの出雲大社のお膝元です。駅前は相当栄えているだろうとついつい思いがちですが、実は駅前は意外なほど閑散としており、特にお昼に何か食べようとした場合に困ってしまうような場所なのです。
「出雲市駅 グルメ」で検索してほぼ最上位となる出雲そばの羽根屋本店は駅前から少し離れた閑静な住宅街の中にあり、初めて出雲を訪れた人が短時間に自力で見つけるのは困難でしょう。そして羽根屋以外はほとんどが居酒屋系の店です。
有名な鉄道ユーチューバーが「出雲市駅で暇つぶしをするには」という動画でモスバーガーを最初に紹介していますが、私も「まあそうだよな」と思ってしまいました。
一畑電車の高架下に担々麺の店があった
先日臨時列車のサンライズ出雲91号で再び出雲を訪れた訳ですが、出雲大社へは今回は一畑電車で行こうと予め決めていました。サンライズが出雲市駅に到着するのが13時7分で一畑電車が発車するのが13時59分なので、どうしても駅周辺で1時間近く時間をつぶさなければなりません。そこで見つけたのがラーメン篠寛(しのかん)です。
ラーメン篠寛は電鉄出雲市駅から約10分の距離で、一畑電車の高架下に位置しています。
遠くから見ていた時は何とも思いませんでしたが、近くでよく見るとどうみてもDIYでつくったバラックのような店です。
中に入ると一層そう思います。台風の時など大丈夫なのでしょうか。
どうやら看板メニューは担々麺のようです。
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担々麺は辛さ控えめだった
ラーメン篠寛は2012年にオープンしたちょうど10年の店です。
食材は青森直送のニンニク、穂先メンマ、九条ねぎなど全国から厳選しており、地元の製麺所に『国産小麦粉100%』の生麺を特注している他、看板メニューの担々麺には自家製のラー油を使用しています。
担々麺と小ライスを注文しました。卵黄が別に付いてきます。
卵黄を担々麺に載せます。
思い切りかき混ぜました。さっそく食べてみます。
担々麺特有の辛さは抑えられており、その分だけ酸味やゴマの風味がよくわかります。すこし縮れのある細麺はいかにも「ザ・中華麺」といった感があり、適度なコシとなめらかさでまろやかなスープを受け止めていました。
追い飯は必須である
麺を食べ終わった後、店のおススメにしたがってご飯を投入します。
しっかりと混ぜてから食べてみるとしょうゆベースのスープとラー油、しっかり炒めたひき肉がご飯とぴったりで、麺よりもこちらの方が合っているのではないかとまで思えました。
篠寛で担々麺を注文する際には追い飯は必須ではないかと思います。
ラーメン篠寛
営業時間
11:00~14:30
17:30~20:30
定休日 日曜午後・火曜
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