「うどん職人さぬき麺之介」は讃岐うどんを代表する個性派の店で、マニアックな店と真面目な店主が特徴です。看板メニューの「さぬきうどん」はコリコリしたコシの麺と柔らかな讃岐出汁が印象的でした。
- 瓦町駅徒歩3分のマニアックな店
- 超マニアックな店と立地
- 店主の真面目さが全面に出た店
- 早朝から深夜までやっている店
- 看板メニューは「さぬきうどん」
- 「うどん職人さぬき麺之介」について
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瓦町駅徒歩3分のマニアックな店
「うどん職人さぬき麺之介」はことでん瓦町駅から徒歩3分の場所に位置しています。瓦町駅はことでん最大のターミナル駅で、周辺は高松市内で最大の繁華街です。そんな場所にある店ですからさぞ立派できれいだろうと思うかもしれませんが、そんな予想を見事に裏切る店です。
讃岐うどんの世界ではびっくりするようなマニアックな店構えのうどん屋も多く、何十軒も食べ歩いていると大概のレベルでは驚かなくなるのですが、そんな私でも少々たじろぎました。
須崎食料品店と同様に「さぬきうどん全店制覇攻略本」には掲載されていませんが、「マスコミの取材お断り」の店ではないようです。
超マニアックな店と立地
さぬき麺之介は新宿西口の思い出横丁のような店構えとなっています。
壁という壁は様々な人のサインであふれていました。
最大の特徴はことでんの線路際にあることです。柱には「電車通過中の出入禁止。踏切がなっている時の出入禁止」と記されていました。
引き戸を開けてみると手が届くような場所に線路が敷かれています。
そのため電車の通過中はこのような光景を見ることができます。
玉木雄一郎のポスターを貼っている玄関の左隣がさぬき麺之介で,二軒とももともとはこちらが玄関だったとしか思えません。
私が高松に住んでいた1990年代半ばのことでんには至る所に「勝手踏切」があり、そこでは近隣住民は平気で線路の上を横切っていました。恐らくその頃はみんな踏切など渡らず、ショートカットして出入りしていたに違いありません。
周辺のうどん屋(記事は下に続きます)
店主の真面目さが全面に出た店
さぬき麺之介の創業は2014年で、「本当にうまいさぬきうどんを食べさせたい!」という店主の思いが結実したものです。
讃岐うどんのために開発された香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」を使用し、朝・昼・夕方・夜と店主自らうどんを打っています。本当に出来立てのうどんを提供するために注文を受けてから麺を切って茹で始めるため、うどんが出来上がるまで客は10分程度待つことになります。(お昼時の繁忙時間は茹で置きの麺を使用します。)
店主の真面目さが全面に出た店のようです。
早朝から深夜までやっている店
瓦町周辺で高松中央商店街のアーケードの外にある店は「深夜営業専門」というイメージを持っていましたが、さぬき麺之介は平日は朝8時から、土日祝だとなんと7時から開いています。夜は居酒屋として深夜まで営業しており、店主は一体いつ寝ているのでしょうか。
朝から開いている店は食べ歩きをしている者にとっては有難く、朝一番に入ったさか枝の次に訪れました。
「夜の街」の中でこちらだけ開いていたからでしょうか。周辺は閑散としていており、私が店に入ると店主は少し驚いた様子でした。
さぬき麺之介では最初に注文して会計を済ませ、席に着いてうどんが出来上がるのを待つことになります。10分程度で呼ばれるので取りに行ってください。
看板メニューは「さぬきうどん」
その名も「さぬきうどん」がメニューとなっていたので注文してみました。
店主が考える香川県らしいうどんということで名付けられたようで、ネギ・カツオブシ・海苔・ちくわ・しらす・ワカメが入っていました。出汁はいりこ・昆布・シイタケをベースにした「讃岐出汁」です。
情報収集のため事前に視たYouTube動画では見るからにモチモチしていそうな真っ白い麺だったのですが、飴色でむしろ透き通っているように見えます。手こね手切りのうどんらしく太さがまだらで、場所によって食感が違いました。
どちらかというとコリコリした感じで、「コシがある」という表現で多くの人がイメージするそのものの味ではないでしょうか。うどんの断面をのどで感じることができました。
私が訪れた時には天ぷらが見当たりませんでしたが、おでんはありました。ひょっとすると天ぷらも注文してその場で揚げてもらうのかもしれません。
牛筋煮込みの柔らかさは素敵でした。
「うどん職人さぬき麺之介」について
主なメニュー
さぬきうどん 660円
とり天うどん 690円
えび天うどん 690円
カレーうどん 790円
かます天うどん 800円
地図
店舗概要
営業時間
8:00~16:00 17:00~24:00(平日)
7:00~16:00 17:00~25:00(土日祝)
定休日 なし
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