資さんうどん(すけさんうどん)は北九州のソウルフードとまで呼ばれるチェーン店で、麺も出汁もごぼうもスッキリとしてわかりやすく、一度食べたら病みつきになる味わいでした。
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九州を代表するうどんチェーン店
資さんうどんは北九州を拠点としたうどんチェーン店で、福岡県を中心に九州全7県と山口・岡山・大阪・兵庫の1府10県で70店舗展開しています。博多では牧のうどん・ウエストと並んで資さんうどんが三大チェーン店とされていますが、私の個人的な感覚では知名度では資さんうどんが最強であるように思います。
7月13日から15日まで三日間限定でアンテナショップが神田に出店した際はSNSで大きな話題になりました。整理券を求めて早朝から大行列ができ、三日間とも開店の時点で完売となったほどだったといいます。
また、北九州市で2023年10月に開催された将棋竜王戦第三局では、資さんうどんの「肉ごぼ天うどん」が藤井竜王の二日目の昼食として提供されたことがニュースになりました。
創業者の名前から「資さん」と名付けた
資さんうどんが誕生したのは1976年で、創業者の大西章資が北九州市に開店した「うどん・そば 資さん一枝店」が1号店でした。創業者はかつて病院で名前を「大西あきすけさん」と読み間違えられことがあり、みんなが親しみやすい店名ということで自分の名前から一字取って「資さん」としたようです。
資さんうどんでは出汁をサバや昆布・椎茸等からとっていて博多とは若干味が違っており、現在では「北九州のソウルフード」とまで言われています。北九州を出て博多に進出する際は現地の味に合わせようという意見もあったようですが、最終的にこれまでの味を貫き通しました。
北九州から始まってこれまで大阪まで出店してきましたが、いよいよ東京にも進出するようです。期間限定のアンテナショップに続き、この冬に「東京1号店」を両国にオープンさせることが発表されました。
博多千代店に行ってみた
博多へ行けば資さんうどんはどこにでもあるようなイメージを持っていましたが、いざ行くことになって実際に調べてみると実は博多駅前には店がなく、1㎞ほど離れた場所にある博多千代店へ行くしかなさそうです。災害級といわれるほどの暑さの中でどうするか迷いましたが、聖福寺から承天寺へ行く途中で遠回りすることにしました。
資さんうどん博多千代店は広大な駐車場を備えた大型店で、年中無休24時間営業の店でした。
メニューも豊富であり、うどんだけでなくそばも扱っており、丼物やカレー、ご飯類等々、100種類以上あるといいます。
広々とした店内にゆったりとテーブルが並べられています。
タブレットで注文するのはもはや当たり前となっており、苦手だなんて言っていられないようです。
博多を代表するうどん店
一度食べたら病みつきになる味だった
一番の売れ筋という肉ごぼ天うどんを注文しました。これまで食べてきたどこのうどんよりもごぼう天が目立っており、「林立」といったような感覚です。
出汁の香りがすばらしく、少し強めのわかりやすい味となっていていくらでも飲めます。角型に切られたごぼうはしっかりとごぼうの味と食感が残っており、出汁に半分浸かっていていてサクサク感とトロトロ感を同時に楽しめました。
麺は中太でもちもちプルンプルンしており、和風出汁をまとっていくらでも啜りこむことができます。
そして資さんうどんといえば蒲鉾に記された「資」の文字を忘れてはいけません。
今回の旅で食べた全てのうどんの中で資さんうどんは最も味がはっきりしていてわかりやすく、特にごぼう天はこちらが一番であったと思います。一度食べたら病みつきになる味で、思い出の味を求めて神田のアンテナショップに行列ができたのもうなずけます。両国の東京1号店ができたら私も食べに行くと思います。
しっかりと完食しました。ちなみに資さんうどんのどんぶりは北九州では小石原焼、それ以外の地区は有田焼の器を使用しています。
資さんうどん 博多千代店について
主なメニュー
かけうどん 380円
月見うどん 470円
鳥天うどん 680円
海老天(2尾)うどん 660円
肉ごぼ天うどん 760円
地図
店舗概要
福岡県福岡市博多区千代2-1-24
年中無休・24時間営業
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