全国のうどんを制覇したい!

日本は地域ごとに独自の食文化があり、どこを旅しても生活に密着したうどんを楽しむことができます。うどん専門ブログとして全国各地の超個性派うどんを制覇していきます。

渡辺(三豊市)の天ぷらうどんはオーソドックスとサプライズが混在していた

三豊市の「渡辺」は天ぷらうどんときつねうどんが看板メニューの店です。一度見たら絶対に忘れない形状の天ぷらうどんはオーソドックスとサプライズが混在していました。

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潜在意識に残っていた店

私は1995年8月から1996年2月まで高松に住んでおり、そこで初めてうどんにはまりました。そうなると当然ながら滞在中の昼食はほぼうどんで、休日にはマイカーを駆使して遠方の店に出かけていくような毎日になるのは必然です。

なかむらを世に紹介した「恐るべきさぬきうどん」第一巻

当時は「恐るべきさぬきうどん」が世に出た直後で、「さぬきうどん全店制覇攻略本」はまだ刊行されていませんでした。

さぬきうどん珠玉の大図鑑

スマホどころかパソコンも無かった時代に情報収集の手段としては紙媒体しかなく、私は「さぬきうどん珠玉の大図鑑」を利用していました。

渡辺のきつねうどんの写真

渡辺の天ぷらうどんの写真

文章のみの「恐るべきさぬきうどん」に対してこちらは見るからに美味そうなうどんの写真が載せられており、暇があればページをめくってイメージを膨らませていました。

掲載されている58店の中でいつまでも潜在意識の中に残っていたのが「渡辺」です。

一瞬で頭の中に映像が蘇った

きつねうどんにせよ天ぷらうどんにせよ、渡辺のうどんは映像で一度見たら忘れられないのではないでしょうか。しかし当時の私にとって像頭山(金刀比羅宮が鎮座する山)の向こうは松山まで行くことと同じくらい遠方に感じられました。そのため実際に訪れることのないまま高松を離れてしまい、渡辺のうどんは記憶の奥底に埋もれてしまうことになります。

それから30年近く経過して観音寺周辺でうどんの食べ歩きをした訳ですが、情報収集中に何気なく地図を見ていると渡辺が高松への帰り道にあるではないですか。その瞬間にかつて見た映像が一瞬で頭の中に蘇ってきました。

これはもう、行くしかありません。

一度見たら絶対に忘れないうどん

渡辺の創業は1974年なので50年続く店ということになります。店はもともと観音寺にあり、その後に現在の三豊市高瀬町に移転してきました。

渡辺と言えばあのインパクト抜群のきつねうどんと天ぷらうどんでしょう。うどんが見えなくなるほどの揚げは1辺17㎝あり、天ぷらうどんは一度見たら絶対に忘れない形状をしています。

木の葉のような天ぷらは中華鍋の曲線を利用して作った衣の上に海老を乗せて揚げたもので、油の温度調整が大変に難しいといいます。

ちなみに丸亀にも「渡辺」があり、両者は親戚関係にあるといいます。

観音寺・三豊の名店

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オーソドックスとサプライズが混在したうどん

渡辺の外観

渡辺は四国を代表する幹線道路である国道11号線沿いにあり、運転中でも絶対に見落とさない大きな看板が目印になっています。

渡辺の店内

讃岐うどん店の三タイプの中では一般店に該当します。席で注文を店員に伝えれば席までうどんを持ってきてくれますが、おでんや天ぷら等のサイドメニューは自分で取ります。

天ぷらうどん

今回は天ぷらうどんを注文しました。天ぷらのサイズがどんぶりの直径より大きいので衣が全く出汁に浸ることなく完全に宙に浮いていました。出汁の表面を覆っているのはワカメです。

牛筋煮込みとごぼう巻

トッピングは牛筋煮込みとごぼう巻で、これはもう絶品でした。

どんぶりに突き崩された天ぷら

一口目はサクサクの状態の衣をそのまま味わうのがおすすめの食べ方のようです。しかしそれを知らなかった私は天ぷらをどんぶりの中に突き崩すところから始めてしまい、衣があっという間にほぐれて出汁の中に散らばっていきました。思ってもなかった展開に動揺させられたのですが、それによりさっぱりとした出汁にコクが加わって味に深みが増します。

渡辺の麺

麺は太目でモチモチしていて啜りこんでいて快感であり、ここら辺はオーソドックスだったと思います。

オーソドックスな部分とサプライズが混在した、印象深いうどんだったと思います。

手打ちうどん渡辺について

主なメニュー

かけうどん       300円

天ぷらうどん   500円

釜あげうどん   350円

きつねうどん   500円

地図

店舗概要

香川県三豊市高瀬著下勝間2552

営業時間 10:30~19:00

定休日 木曜日

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