「宗(むね)」は区画整理が進行中の登戸にあるぶっかけが人気メニューの店で、香川で修業した店主の打ったこだわりのうどんが楽しめます。讃岐うどんでは珍しい平打ち麺はずっしり感があり、かけうどんを食べる醍醐味を味わえました。
是非こちらもご覧ください
向ケ丘遊園の人気店
宗は小田急小田原線「向ヶ丘遊園」駅(北口)から徒歩3分の場所に位置するうどん屋で、「神奈川県内のうどん屋ランキング」をやれば必ず上位にくる人気店です。向ケ丘遊園駅は隣の登戸駅から徒歩数分という近さであるため、登戸からでも全く問題なく歩くことができます。
讃岐うどんの本場香川で修行を積んだ店主が多摩区役所のそばに店をオープンさせたのが2010年で、それ以降一貫して「千円でお腹いっぱいにする」ことを目標として店を運営してきたといいます。
いつ来ても行列ができていた店
私が初めて宗を訪れたのは2019年で、この地域で進行中の土地区画整理事業が大詰めを迎えていました。ほぼ迷路と言っても過言ではなかった小田急線の北側が一転して一面の更地になり、そこに次々と新しい建物が建ち始めた頃です。
賃貸マンションの1階部分といううどん屋としては珍しい店構えと澄み切った出汁の味わいが強く印象に残ったのですが、その後はご無沙汰してしまっていました。近くに立ち寄った際に訪れてみるのですが、いつ来ても行列ができているのです。
今回は夜営業の開店直後であったため、幸いなことに行列はできていませんでした。
愚直なほど基本に忠実な真面目な店
宗のコンセプトは「昔ながらの本物のうどん」です。さぬきうどんのために開発した香川県のオリジナル小麦「さぬきの夢」を使用し、挽いてから一週間以内の粉のみを使ってうどんを打っています。(香川県内のうどん屋の大半はオーストラリア産の小麦を使用している。)そして当日の朝に打った麺を茹でたて〆たてで出しているのです。
出汁は煮干や昆布を主体としてそれ以外に鯖・潤目鰯・宗田鰹・ムロ鰺節を使用しており、化学調味料等は一切使用していません。天ぷらも注文を受けてから揚げ始めるため、サクサクとした食感とジューシーな味わいを楽しむことができます。
とにかく愚直なほど基本に忠実な真面目な店であり、それだけに注文してからうどんが出てくるまで少々待つことになります。
神奈川県内の人気店(記事は下に続きます)
かけうどんを食べる醍醐味を味わった
宗の店内はカウンターのみ10席です。
こうして見るとぶっかけうどんが人気メニューのようです。
私が注文したのは「半かしわ・ちくわ天・かけうどん」です。
おろししょうがはセルフサービスです。
讃岐うどんとしては珍しい平打ち麺で、きしめんに似た食感ですがずっしり感もあります。口当たりは滑らかでしっかりとした弾力もあり、のど越しも素敵でした。イリコが強すぎない熱々の和風出汁がよく絡み、寒波の中でかけうどんを食べる醍醐味を味わうことができました。この日の登戸周辺は本当に寒かったのです。
かしわ天には本当にこだわりを持っている店で、それだけにサクサクとした食感とジューシーな美味さを味わうことができました。ちくわ天は味が濃く、すり身を竹に巻きつけて焼き上げた徳島の焼きちくわを思い出させられました。
宗について
主なメニュー
かけうどん 550円
かしわ天かけうどん 850円
半かしわ・ちくわ天・かけうどん 850円
かしわ天ぶっかけ 850円
かしわ味玉天ぶっかけ 980円
地図
店舗概要
営業時間 11:30~15:00 17:00~19:30
定休日 火曜日
このブログのイチオシ記事
「評価に値する」と思われたらワンクリックお願いします。読者登録とブックマークを頂けるともっと嬉しいです。